尾瀬とは・・・

 尾瀬ヶ原と尾瀬沼、そしてそれをとりかこむ燧ヶ岳、景鶴山、
至仏山、アヤメ平、皿伏山などを含む一帯は、湿原植物や高山
植物の豊庫。尾瀬ヶ原は東西6`、南北2`bの広大な湿原で
春から秋にかけて有名なミズバショウ、ニッコウキスゲをはじ
め数多くの湿原植物によっていろどられます。尾瀬沼は尾瀬ヶ
原の東4`、燧ヶ岳の南にある東西2`、南北1.2`の湖。
水べや湿原の植物など、ここもまた貴重な植物が多くみられま
す。いっぽう燧ヶ岳や至仏山には高山植物のお花畑が広がって
います。


ハイキングの心がまえ

 美しい自然は国民すべての財産。
 尾瀬の自然を大切に守りながら、
 大自然の営みを学びましょう。


1.花や木の採取は厳禁。また湿原の中へは
  絶対にふみこまないようにしましょう。
2.ゴミ持ち帰り運動に協力し、尾瀬にゴミ
  を残さないようにしましょう。タバコの
  すいがらも携帯灰皿などを持参し、登山
  道や木道にはすてないこと。また竜宮〜
  山ノ鼻間は禁煙区間になっています。
3.ラジオやラジカセを鳴らして山道を歩く
  のはやめましょう。


 尾瀬は標高1400〜2300mという山
 岳地帯。山歩きのための足ごしら
 え、服装など万全な準備を。


1.悪天候時濃霧の日などの登山は自粛しま
  しょう。(至仏山、小至仏山の山頂付近
  などは特に迷いやすい。また雨具は登山
  用のものなどしっかりしたものを使用し
  ましょう。)
2.夏でもセーターは必携。春や秋には特に
  防寒具を持参しましょう。
        
3.歩きやすく、じょうぶな靴を履きましょ
  う。軽登山靴であれば万全です。
4.木道は右側通行です。また霧の朝や雨の
  日など木道がすべりやすいので注意しま
  しょう。
5.秋には、樹林帯でクマに出会うおそれも
  あるので、人通りの少ない夕方などは注
  意しましょう。(売店でクマよけのカウ
  ベルを販売しています。)
6.無理な日程はさけ、ゆとりを持ったハイ
  キングを楽しみましょう。
7.尾瀬では休憩所で食事ができます。特に
  夏場などお弁当を持ち込んですえたりす
  ることがあるので、一般ハイカーは休憩
  所をじょうずに利用すると良いでしょう。
8.土・日をはずせば比較的空いています。
  ミズバショウ・ニッコウキスゲ時期でも
  平日なら小屋も道もそう混雑しません。
9.至仏山や燧ヶ岳などに登る場合は、特に
  朝早く出発し、午前中いっぱいには下山
  しましょう。特に夏の午後は雷が多いの
  で注意しましょう。
10.尾瀬のハイキングコースはよく整備され
  ていますが、万一に備え、地図やコンパ
  スは必携です。 
    

尾瀬の見所
尾瀬沼   燧ケ岳の噴火溶岩により、堰き止められて出来た湖で海抜1,665m、周囲約8km、水深約9.5mの寒帯湖。水辺にはヨシ、ミツガシワ、フトイ、が茂り、水面にはジュンサイ、オゼコウホネなどが葉を浮かべている。湖畔にはアオモリトドマツ、コメツガが茂り、沼に流れ込む沢沿いは湿原が広がり、季節ごとに様々な美しい花を咲かせている。
尾瀬ヶ原  尾瀬ヶ原は標高1,410mで東西約6km、南北約2kmの大湿原で周囲を至仏山、景鶴山、燧ケ岳、アヤメ平の山々に囲まれた盆地になっている大高層湿原です。湿原の中を流れる幾筋の川は、最後は一本の川となって平滑ノ滝、三条ノ滝に至る。広々とした湿原は、雪解け頃から紅葉が終わって冬枯れになるまでまさに、高山植物の群落の百花繚乱の地となって尾瀬を訪ねる人々を迎えてくれる。また、地塘内の浮島、河岸の拠水林など見るべきものが多い。
平滑・三条ノ滝  尾瀬ヶ原東北端に位置し、尾瀬中の水が集まっている只見川の本流にある。500mにわたる大きな一枚岩の上を静かに華やかに滑るがごとく流れ落ちる平滑ノ滝。その下流でこの水を受けて、一気に約130mを落ちる豪快な三条ノ滝。流れ落ちた水は奥只見湖を満たし,その下流は,新潟県の阿賀野川となって遥か日本海へ注いでいる。 
燧ケ岳  標高2,356mの尾瀬では一番新しい火山。我が国の東北以北最高峰で、目近には、さえぎるものもなく、晴れた日には360度の展望が楽しめる。頂上は柴安、俎、ミノブチ岳、アカナグレ岳、御池岳の五峰から成り立っている。
至仏山  尾瀬ヶ原の西側に燧ケ岳とは対照的な、なだらかな姿で相対している。尾瀬ヶ原とは反対側の水上町側は、ガラリと様相が変わり深く急峻な崖になっていて見下ろすと眼が眩むようなガレ場である。標高2,228m景鶴山につぐ古い山である。植相も燧ケ岳とは異なり、種類も豊富で雪解けの頃から紅葉が終わるまで山全体がお花畑になる。数え切れないほど多くの高山植物が群生しており、「高山植物の宝庫」と言われている。【花の見ごろ】7月上旬〜8月上旬
アヤメ平  標高1,969mをピークとした、アヤメ平火山の頂にできた高層湿原。日光連山、富士山などがよく望め眼下の緑、紅葉が美しい。アヤメ平の語源であるアヤメはほとんどなく、キンコウカを見間違えてつけたと言われている。尾瀬が有名になり始めた頃、「天上の楽園」として世に知られ、押し寄せるハイカー達は,このアヤメ平をすっかり泥沼湿原にしてしまった。今ではミタケスゲの播種を行い緑のアヤメ平に戻り、昔日の面影はないが、無数に点在する地塘は小波をたて、漂う雲が影を落とし、夕焼けに映える燧ケ岳、朝日に輝く至仏山を水面に浮かべる。